登戸駅前は映画のセット
2012年 08月25日 00:01 (土)
川崎~立川間を結ぶJR南武線。東京と神奈川の境をほぼ多摩川沿いに走り、溝の口で田園都市線、登戸で小田急線にぶつかる。首都圏の鉄道ではあるが、どこかローカル色を残すユニークな鉄道だ。そんな都会でもない、かといって田舎でもない路線の各駅周辺撮影を昨年試みた。
ちょっと驚いたのが登戸駅前の光景だ。数年前は戦後の闇市のようなトタンと木造の店舗が密集状態にあったが、ようやく再開発が終わり幾分すっきりした顔つきになってきた。しかし、完璧な再開発はまだ先のようで、所々で”闇市”の姿が垣間見えるのが面白い。1枚目の写真をご覧いただきたい。これはどう見ても映画のセットではないか。都内にも飲み屋街などでこのようなセット風な情景をみかける。スマートではあるが身もふたもないノッペリしたビルが乱立する中で、どこか懐かしさを感じさせる残影に出会い、思わずホッとするのは年のせいだけなのだろうか。
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