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ハービー山口写真展とミッドタウンからの眺め

2013年 03月21日 01:12 (木)

      ミお

      ミあ

      ミい

      ミう

      ミえ

  六本木の東京ミッドタウンにある富士フォトギャラリーで開催中のハービー・山口氏の写真展に行ってきた。山口氏はいわゆる「ライカ使い」として、ロンドンでのロックミュージシャンやナイーブな青春群像をモノクロで撮って独自の世界を確立している。人柄も作品も優しさいっぱいのためかこの頃は女性のファンも増えている。以前どこかのギャラリーで山口氏自らコーヒーを淹れてもらったことがある。ギャラリー関係者のサービスかと思ったがなんと山口氏ご本人であることが分かり、いたく恐縮した覚えがある。
  
  今回は天草でのスナップをカラーで仕上げていたため少々違和感を感じたが、作品の雰囲気は山口流の人物を中心にした人間味あふれるものになっていた。使われたカメラが興味のあるフジの新製品X-Pro1だったので、カメラ本体とレンズ特にズームの性能を聞いてみた。作品の7割はズームで撮ったとのことで、本体も35㍉のレンズも含め結構使えるとのことであった。
  
  帰りにミッドタウンの裏に回ってみると、眼下の毛利庭園や檜町公園が春本番を迎えて素晴らしい光景を展開しており、思わずシャッターを切った。和みのある写真と春の絶景を一度に味わう幸運を神に感謝したい心境だ。
 
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bookoffから出土した宝物

2013年 01月26日 01:26 (土)

        長

        サラ

  いまや古本屋のニュービジネスとして定着したbook offは基本的には定価の半額が相場になっていて、割安感抜群の古書店と言える。ただ、安いがためそれほど欲しいと思わぬ本も意志に反して買わされてしまう感じがして、このところ少々足が遠のいていた。
  ところが町田徘徊の折に久しぶりに飛び込んでみると、これが大当たり。何と何と長らく探していた田中長徳氏の「ウィーンとライカの日々」の背表紙が目に入ってきた。長徳氏がカミさんの声楽留学に同行し、1973年から1980年までウィーンに“拉致”されてから撮影されたいわば徘徊写真集。ウィーンでの話は彼の膨大な著作で“目にタコ”ができるぐらい読んできたが、実際に写真を見る機会はほとんどなかった。
  神保町の専門店で確か定価の3倍を超す値がついていた時は思わず手を引っこめたが、今回は迷わずゲット。レジに持っていく時、頬が緩むのが自分でも分かった。
  もう1冊同時に出土したのがセバスチャン・サルガドの「ESSAYS」という、2003年に東京都写真美術館での写真展の目録。ブラジル出身で経済学者からフリーのカメラマンに変身した異色の写真家。世界中の貧困、飢餓、難民、内戦などの生々しい現場や人々の風貌を捉えた告発型の作品を数多く残してる。コントラストが大変強い写真で、見るものを強引に現実に引き込もうとする力がある。
  

モノクロがいい味-なぎら健壱写真展

2012年 12月18日 01:25 (火)

              なぎら3

              なぎら1

              なぎら2
  
  江東区の森下文化センターで開催されていたなぎら健壱写真展「江東・モノクロームの夏」を観た。猛暑の下町をデジカメで撮りまくった成果を発表したもの。モノクロにこだわりいい味を出している。下町スナップが主体だが、今年完成したゲートブリッジなんかも撮っている。
  
  本職はフォークシンガーとのことだが、「東京酒場漂流記」、「下町小僧」などのエッセー風の読み物も独特の味があってファンが多い。いつだったか浅草のサンバ祭の時に先頭のオープンカーに乗って手を振りながら登場したのにはいささか驚いた。
  
  最近は写真家としても認知されるようになり、既に「東京のこっちがわ」、「町のうしろ姿」の2冊の写真集も世に出している。いつの間にか写真家としての顔も持つようになり、写真専門誌にも活動の場を広げつつある。
ただフォークシンガーと言っても、これまでになぎら氏が歌うフォークソングなど1度も聴いたことがなく、どんなヒット曲があったのかも知らないのはどうしたことか。

名所旧跡でなく平凡な街並みがいい-1冊の写真集と2つの写真展

2012年 10月31日 01:34 (水)

      橋本
      吉江
  
  近くの本屋の写真コーナーで藤田満氏の「在所」なる写真集を手に取った。ズシリと重量感のある1冊で、お値段も超破格の約5千円。頁を繰ると地方のなんでもない普通の民家がどんどん出てくる。初めは何の気なしに見ていたが頁が進むにつれこれは大変な写真集であることに気付いた。1軒1軒がとても丁寧に撮影されていて、作者の根気の良さと、それを支えるしたたかな写真センスが滲み出てくるのが分かる。後に全ての写真が11×14の自作の超広角カメラで撮られたことを知り、改めて驚嘆した次第だ。手元不如意につき入手は先になりそうだが、必ず手に入れる積りだ。
  それから1ヵ月後、今度は新宿のニコンサロンで、同じような雰囲気を持つ写真展に遭遇した。橋本勝彦氏の「もう一つの風景」で、ここでは民家というより、一時の賑わいが去った後の寂しさをたたえた街並みがもの静かにモノクロで撮られてる。1枚ではただの「さびれた街並み写真」で終わってしまうところだろうが、一挙に50点あまりが作品として提示されると迫力満点で「まいった」という感じだ。受付の女性の話では橋本氏は理髪師で、専ら仕事休みの月曜日に撮影する典型的なアマチュアカメラマンとのこと。
  隣りの会場では吉江淳氏の「地方都市」展が開催されていて、こちらはカラーで橋本氏同様どこにでもあるような地方都市の日常風景が淡々と綴られ、見る者を飽きさせない。短期間にこうした「何でもない写真」の持つ素晴らしさを実感できたのはラッキー以外の何物でもない。

岡本太郎と宮本常一

2012年 09月20日 01:00 (木)

          記憶の島
       太郎あ
       太郎い
       太郎え
       太郎お
  川崎市生田緑地の岡本太郎美術館で「記憶の島-岡本太郎と宮本常一が撮った日本」という写真展が開かれている(10月8日まで)。大阪万博の太陽の塔や”芸術は爆発だ”の名言ですっかり有名になった岡本だが、秋田や沖縄などで実に多くの写真を撮っている。対象は民族芸能からオシラ様といった民間信仰、あるいは京都の街中など広範囲にわたる。民俗学者の宮本は”歩く民俗学者”と呼ばれ、日本中をくまなく歩き回り民衆から日常生活の話を聞きつつ、研究資料となる膨大な写真を撮り続け、それらをもとに「忘られた日本人」はじめ夥しい量の著作を上梓している。この2人の写真各100点を展示したのが今回の写真展で、写真だけでなくナマハゲのお面、オシラ様の実物、岡本が感動したという縄文土器も陳列されている。
  
  岡本の写真は芸術家らしく、対象物をアップし可能な限り拡大して撮影しているのが特徴。一方の宮本の写真は調査に入った村全体の様子が分かるように広角で引き気味に撮っている。いずれの写真も1枚1枚見れば見るほど面白さが滲み出てきて飽きることがなく、全体を見終わるのに2時間もかかってしまった。
  
  宮本が何かの著作で書いていたが、父親から「民俗調査をするなら、調査する土地の一番高いところに登り全体の状況をしっかり把握してから人の話を聞くことだ」と言われ、この教えを忠実に守って日本中を巡り歩いたという。都市の徘徊士を標榜する当方にとっても、有難い教えとして胸に刻んでおこう。
  
  一番下の写真は同じ生田緑地にある日本民家園にある展示物。ここは枡形山の斜面に数多くの日本民家を移築した素晴らしい展示施設で、一見の価値がある。
  
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